総合

安定収益と高い流動性が支え 不動産市場、23年度後半戦を展望 海外に芽吹く不動産危機も 行き過ぎた床返上に気づく

 住宅・不動産業界は、国内の利上げ機運の高まりやオフィスビルの新規大量供給といったネガティブ要因に加えて、米国の商業用不動産の不振、中国の大手不動産会社のデフォルト懸念など外部環境も騒がしい。ただ、国内の金利動向と海外の金融・不動産市場で不透明感が増す中でも、市場関係者は、足元で続く金融緩和とインバウンド回復にサポートされ、国内の不動産市場は堅調な状況が続くとの声が相次いでいる。国内の不動産取引は底堅く推移し、各社の分譲マンション販売状況も想定以上との評価が少なくない。新型コロナ禍で企業がオフィスの床を返す動きが注目されたが、それも見直しの機運が漂う。23年度後半戦の住宅・不動産業界を展望する。(中野淳)

この記事は有料記事です。 残り 2479 文字 有料会員になると続きをお読みいただけます。
新規会員登録で1ヶ月間無料でご覧いただけます。 (※⼀部有料会員限定ページあり)

新規会員登録 有料会員登録

ログイン

新聞のお求めはこちら»  会員について»