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事故物件 殺人事件、周辺家賃5%下落 毀損する価値 〝さまよう不動産〟 科学的根拠に基づく指針 急務

 自殺や他殺、孤独死など不幸な出来事が発生した不動産の取引でのトラブルを回避・抑制するために、国土交通省が2021年10月に「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」を策定してからおよそ2年が経過する。いわゆる事故物件と呼ばれるものだが、その不動産の資産価値にも影響を与えるとみられ、特に居住用住宅では売買ならば価格、賃貸ならば家賃を周辺相場よりも安くしないと成約に結び付かないことが多いが、どの程度まで資産価値が毀損(きそん)するものなのか。事故物件が引き起こす不動産の経済的な損失について探ってみた。(中野淳)

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