積水化学工業住宅カンパニーの23年3月期決算は、第4四半期は市況低迷の結果、第3四半期時点(23年1月)の業績見通しは下回ったものの、棟単価アップやリフォームの需要回復、まちづくり事業の伸長により増収。過去最高売上高を更新した。一方、営業利益は、売上棟数減や部材高騰影響により、減益で着地した。
23年度は、新築住宅事業は物価上昇を背景とした市況低迷や部材高騰の影響の継続を想定。上棟数は減少を見込むも、棟単価アップなどによる収益性改善策により収益性改善を図ると共に、下期での回復を見込む。
更に、リフォーム事業の営業体制拡充による内販強化や外販需要獲得への注力や、買取再販事業での仕入れ増大による売上棟数拡大を見込み、増収増益を計画している。
積水化学住宅C
決 算 23年3月
売上高 5,374億円 (4.3%)
営業利益 328億円 (△7.1%)
経常利益 ――円 (―%)
当期利益 ――円 (―%)
予 想 24年3月
売上高 5,610億円 (4.4%)
営業利益 350億円 (6.7%)
経常利益 ――円 (―%)
当期利益 ――円 (―%)