総合

本紙調査 価格高騰で軒並み増収 富裕層、投資物件が好調 22年度上期 実需の購買意欲は鈍化 売買仲介実績

 主な不動産流通会社の2022年度上期(22年4~9月期)の売買仲介実績が出そろった。本紙アンケート調査結果を見ると、新型コロナウイルス感染症への対応が長引いているものの、依然として好調な業績が続いている。主要36社から回答を得た。それによれば、手数料収入を増やしたのは30社に上り、減少は6社にとどまった。取引の平均価格は前年同期との比較で27社が上昇し、流通価格の急騰を数字が裏付けた。ただ、潮目の変化も映し出している。取扱高は23社が増加し、13社が減らした。取扱件数は23社が減少して増加と回答した会社数を上回った。価格上昇に伴い手数料収入を伸ばしている一方で、買い控えや様子見で取引数が減っているとみられる。店舗数は14社で増加したが、変わらず13社となり、9社が減らしている。

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