パルケ(東京都港区)は、社内会議などをオンラインでできるミーティングアプリ『Parque meet』(パルケミート)の提供先を伸長させている。時間の制限や面倒な登録手続きがなく、無料で気軽に始められるとして評価を得ているよう。少人数の社内会議やマンション管理組合の会合など向けとして訴求。働く人たちの新たな接点、コミュニケーションの場づくりを支援している。
使い方は簡単。同社のサービス画面をクリックし、自動で発行されるURLをコピーする。それを同僚や相手に伝えて共有をするだけで済む。誰でも簡便にオンライン会議を主催できる。参加者は表示する自身の氏名を入力して、マイクやカメラ表示を設定する。煩雑な事前準備の必要がない。アカウントの登録やアプリケーションのダウンロードも要しない。パソコンやスマートフォン、タブレット端末に対応し、最大10人(推奨6人)まで参加できる。コメントや絵文字でリアクションをすれば、コミュニケーションが活性化する。画面上の顔映像部分は、あえて丸く表示しており、在宅時の背景の室内を気にする心配がない。
特徴は、特別な登録がなくてもブラウザが「Google Chrome」であれば、開催中の会議の会話をその場でそのままパソコン上に「文字起こし」ができる点にある。耳の不自由な人にもやさしい。更には、名前とメールアドレスの入力だけの、無料の利用者登録をすると、その文字起こしやコメントの内容の後日の振り返りが可能で、次回の日程も設定できる。この利用者登録画面上に企業広告を掲載して運営しており、同サービスの無料での利用を実現している。会議中にこの企業広告は表示されない。
使いやすさ追究
不動産管理会社と物件オーナー、管理組合、入居者などとの交流の機会を簡便に設けられる。今秋には無料のビジネスチャット『パルケトーク』の提供を開始する。他社サービスとも連携するなど、使いやすさの機能を追究する。同社では、「シンプルな機能や操作性に強みがある。働く人たちが気軽に集えるコミュニケーション空間の創出を支援したい」(同社広報担当の古川麻衣氏)と話している。
