特別企画VOL.1 業務と最新技術の融合と調和を 人ならではの仕事 iYell・石川仁健氏 不動産会社と共に歩むiYell

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iYell 石川仁健 氏
 電子契約などを中心に、最新テクノロジーで不動産業務を変革する〝不動産テック〟が普及しはじめた。それは、既存の業務運用を単に、置き換えるものではない。iYell(イエール、東京都渋谷区)は、最新技術を用いて、「住宅ローン手続き」を代行するサービスを提供している。提供先の不動産会社からは、不動産テックのサービスが便利なツール(道具)として人を助けて、本来の〝人ならでは〟の仕事に専念させてくれる姿が見えてくる。同社が描くアナログとデジタルの融合と調和による〝ミドルテック〟の世界を全6回の連載で紹介する。

 これまでに不動産売買仲介会社や首都圏既存住宅流通推進協議会事務局長を務め、不動産業界を歩み、現場実務を経験してきたiYell社長室室長(住宅DX・ダンドリFC推進)ダンドリFC・office長の石川仁健氏は、「当社は代行サービスだが、不動産会社が業務の外注化で、単純に楽になるとの観点よりも、より重要な業務に注力でき、売り上げの向上につながることを願っている」と強調する。その願いの意味するものとは何か。

責務は一層重く

 不動産会社は現在、水害ハザードマップの説明などをはじめ、「関連法制度の相次ぐ改正で現在の多忙な業務に、更に〝行うべき業務〟が増え続けて〝責務〟も更に重くなっている」と、不動産業の実務に携わった経験から、石川氏は一層強く感じている。

 不動産販売では、提案する「営業力」、新たな暮らしの望みを叶える物件自体の「不動産」に加え、契約成立の前提でもある「住宅ローン」のすべてが掛け合わさり、成約に至る。このうち、「営業力」や「不動産」は、不動産会社で努力や改善のできる側面がある。ただ、「住宅ローン」は、金融機関の商品。現状で1万種類を超える商品の中から顧客に最適な商品を選ぶのみで、商品設計などで不動産仲介会社に裁量の余地はない。

 住宅ローン手続きは、不動産仲介会社の直接の売り上げにも計上されない。半面で、関わる時間は全体業務の25%も占める。その手続きを外注化すれば、不動産仲介会社の本来の「職分」に注力しやすくなるのではないか。昔に比べて住宅ローン商品は、多様化、複雑化している。金利の変動や金融機関のキャンペーン、ネット銀行の商品を含めれば、目まぐるしくバリエーションが変化し、新商品も生まれる。これらすべての把握は、事実上で困難でもある。

 大手の企業では、専門に住宅ローン業務を担う子会社を持てるが、地域の企業ではそれも難しい。営業担当者の兼務が少なくなく、疲弊するばかり。今や、インターネットで誰もが簡単に、住宅ローン商品の情報を調べられる。仮に古い知識で説明を行えば、住宅購入者からの信頼を落としかねない。商品の知識に乏しければ、住宅購入者のための幅広い〝選択肢〟を提示できなくなる恐れがある。

外注化のメリット

 しかし、業務の外注化には費用が掛かる。ただし、その費用感を上回る活用メリットがあればどうか。同社は、専門のスタッフが幅広い知識やノウハウに基づいて手続きを代行するため、住宅ローン商品の〝提案の品質〟を確保でき、従前よりも高められる。

 専門のスタッフであれば、手続きが一層、スムーズになる。習熟したノウハウから、金融機関のローン審査が通りやすくなる側面もあり、住宅購入者の満足度が高まる。手続きに際しても、同社に〝お任せ〟もできるが、最新技術の専用アプリを使い、住宅購入者と不動産仲介会社、同社の3者間のチャットで簡便にやり取りして、日程や進行状況を共有できる。手続きの進ちょくを俯瞰(ふかん)し、全体をコントロールできる。

プロ同士のチーム

 業務のその道の専門家に依頼して、宅地建物取引士とのプロ同士の〝チーム〟で対応する。それは、住宅購入者の一層の〝安心感〟〝納得感〟を高めることにもつながる。同社は現状で月間1000件超の手続きに携わる。「当社自体も手続きに不動産テックを使い、専門スタッフが〝人ならでは〟の仕事に従事できている。今後も、最適な住宅ローン商品の選択の仕事に注力し、顧客の皆さんの満足に応えていきたい」(石川氏)。

お問合せ先
会社名 iYell株式会社
所在地

〒150-0043
東京都渋谷区渋谷道玄坂2-10-7 新大宗ビル1号館10階

電話番号 050-1743-9447
営業時間 9:30〜18:30(水土祝休)
ホームページ https://dandori-info.iyell.jp/service/
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