売買仲介

大東建託 アパート買取再販を本格化 売上目標30年度791億円

 大東建託はアパートなど賃貸物件の買取再販事業を本格化する。築年数が経った賃貸物件を買い取り、空室をリフォームし、入居者を付けて満室にした上で販売する。20年から首都圏で試行を始め、22年春からは名古屋や大阪、福岡にも拡大している。

 中古ストックが増加する中、新たな収益源として伸ばしていく。今期(23年3月期)の売上高目標は30億円で、31年3月期には791億円へと成長させる計画だ。

 同社はアパートなど賃貸住宅の建設とそれに伴うサブリースを主力事業として展開している。

 今回の買取再販事業は、1棟単位で仕入れ、リフォーム・リノベーション工事を施した上で、1棟単位で販売する。自社で建設・管理している物件のほか、他社物件も対象とする。仕入れから販売するまでの期間は6~9カ月。販売先としては、同社オーナーを中心に一般の個人投資家も視野に入れる。販売後も管理を受託し、将来的な建て替えニーズもつかむ狙いだ。