森トラストグループは5月19日、22年3月期の連結業績を公表した。それによると、売上高に当たる営業収益、営業利益は共に増収増益となった。米国サンノゼのオフィスビルの売却や赤坂見附MTビル営業終了による賃貸収益の減少はあったものの、ホテル関係事業が国内旅行の需要回復で稼働率が上昇したほか、20年に開業した3ホテルの通期稼働、マンション分譲を中心とした不動産販売事業の好調な推移が要因。23年3月期の予測では、一部の既存オフィス稼働率低下などで賃料が減収となるものの、ホテルやマンション分譲の好調が継続することなどから営業収益が微増、営業利益と経常利益が減少、当期純利益が増加すると見ている。
森トラストG
決 算 22年3月
営業収益 2,588億円 (2.9%)
営業利益 628億円 (7.9%)
経常利益 693億円 (15.8%)
当期利益 403億円 (13.6%)
予 想 23年3月
営業収益 2,610億円 (0.8%)
営業利益 600億円 (△4.5%)
経常利益 580億円 (△16.4%)
当期利益 410億円 (1.7%)