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都市型賃貸でサブスクや共有部充実 生活様式の多様化で 三井不や東急不が相次ぎ展開

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シェアキッチンや本棚、食事サービスがある1階共用部。 ドラム式洗濯機と乾燥機を備えたランドリー
 都市生活者のライフスタイルの変化に合わせたサービスを導入した賃貸住宅が広がっている。三井不動産レジデンシャルは専有部をコンパクトにし、サービスや共用部を充実させた都市型賃貸住宅を竣工。パナソニックは、賃貸住宅事業者向けに家電サブスクリプション(サブスク)サービスを展開し、東急不動産の都市型賃貸住宅で導入されている。

 三井不動産レジデンシャルは、ランドリーやシェアキッチン、食事提供など共用部に家事機能を集約し、家具のサブスクなどのサービスを導入した賃貸マンション「パークアクシス錦糸町スタイルズ」(東京都墨田区江東橋5丁目、96戸)を3月末に竣工した。専有部はユニットバス、洗面、トイレを含む1R(15.83~18m2)。1階の共用部に男女別のランドリーを用意した。食事は、共用部のシェアキッチンで自炊が可能なほか、栄養バランスを考えた食事を朝と夜に200~450円で提供する。また、棚の本の貸し出しやテレワークに対応したブース席や個室ブースを設置している。

 賃料は、管理費・ネット代込みで11万6000円からとなっている。水道・光熱費は定額で、入退去の手続き負担を軽減した。入居者の想定は、20~30代の単身者で男性7割、女性3割。ワンコインでアルコールが楽しめるイベントを用意するなど入居者同士の交流も図る。

 テレワークの普及や、在宅時間増加により自炊機会が増えたことによる家事負担軽減ニーズの高まりなど、ライフスタイルが多様化。単身者が抱える課題である食事やテレワークに着目した設備やサービスを導入した。家具のサブスクや調理のシェアリング、レンタサイクル、洗濯代行、宅配型トランクルームを提供する。

 また、SDGsに向けた取り組みとして、専有部・共用部の電力をグリーン電力とすることに加え、共用部で食事を提供するLEOC(東京都千代田区、森井秀和社長)と連携し、フードロス削減・脱プラスチックに向けた取り組みも進めていく。

 賃貸住宅事業部事業グループの神谷正樹室長は「コロナ前から30代のライフスタイルに変化を感じており、今回の物件を企画した。今回の物件の反響を踏まえて、展開拡大を検討したい」と話す。

賃貸向け家電サブスク

 パナソニックは、賃貸住宅事業者向けに家電のサブスクサービス「noiful(ノイフル)」を開始した。先進家電を提供し、その使い方やサポートをパッケージ化。更に物件紹介や内見、契約など諸手続きのDX化を推進し、物件オーナー、管理会社、入居者の利便性向上を図るサービスだ。

 東急不動産、東急住宅リースは、都市型賃貸レジデンス「COMFORIA(コンフォリア)」シリーズの一部物件 において、「ノイフル」を導入し、入居者の生活利便性の向上を図る。

 家電サブスク導入は、必要な時に必要なモノを借りればよいという価値観が浸透するなど、ライフスタイルの多様化が背景にある。

 家電サブスクは、「コンフォリア森下リバーサイド」(東京都江東区常盤1丁目、180戸、22年1月竣工)、「コンフォリア森下サウス」(東京都江東区新大橋2丁目、66戸、21年11月竣工)、「コンフォリア成増グリーンサイド」(埼玉県和光市白子2丁目、81戸、21年10月竣工)、「コンフォリア新中野」(東京都中野区本町4丁目、138戸、19年3月竣工)――の4物件に順次導入される。

 これ以外の物件でも「ノイフル」を導入した物件拡大を目指す。

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