三菱地所リアルエステートサービスは3月18日、個室型サテライトオフィスシリーズ「REALab(リアラボ)」の第2弾「二子玉川」(東京都世田谷区)を開設する。日本たばこ産業(JT)と連携し、喫煙可能なフロアを設けた。
同社によると、20年の改正健康増進法の全面施行に伴い、喫煙所が減少しているため、今回は望まない受動喫煙を防止しつつ喫煙ワーカーの満足度向上のため喫煙可能フロアを用意したという。「二子玉川」は、東急田園都市線と東急大井町線の二子玉川駅から徒歩6分に立地するビルの2、3階に開設する。完全個室10室と、上部に開口がある個室16室で構成。その3階部分が喫煙フロアで、一角に「喫煙専用室」を設け、フロアを移動することなく喫煙できるようにした。また、同フロアには加熱式たばこのみ使用可能な個室を13室用意した。
利用料金は15分・330円の従量課金制で初期費用はない。セキュリティ面ではエントランスや個室において顔認証システムを導入。個室内の机や椅子は人間工学に基づいた家具を備え、空気中のウイルスを抑制する技術を採用した空調も導入した。施設運営はポイントゼロが担う。
同社は昨年10月、「リアラボ」の第1弾を東京都立川市に開設している。