売買仲介

小田急不動産 新コンセプト仲介店展開 第1号町田店、地域との連携深め

 小田急不動産は、新コンセプトの不動産仲介店舗の展開を開始した。5月8日から新店舗での営業を開始した町田店(東京都町田市森野1の22の14 小田急シティビル町田3階)が新コンセプトの第1号となっている。「人や土地のストーリーをつなぐ場へ」という店舗コンセプトを定め、地域の多様な関係者と協業した店舗づくりを実施。町田市や地元プロサッカーチームとの協力による展示やオリジナル商品の開発などを行った。

 来店者の反応としては、「入り口が不動産屋らしくなく、お店に入りやすかった」「展示物がたくさんあって、展覧会のような新しい発見や楽しさがあった」「お土産のシルクメロンどら焼きがおいしい」と好評だった。同社では、今後も新コンセプトで店舗改装や移転を行い、街に深く根付いた店舗展開を予定している。

 同店舗は、「街の時をつなぐ」「人の暮らしをつなぐ」「この街のプロを育てる」という3つのテーマを示し、町田市の公共施設やアート団体、店舗など地域と連携。サステナブルで地域に愛される店づくりに取り組んだ。同店舗では、「この街ストーリー」を店舗の壁面に展示。仲介営業部のロゴに、街にひもづいた写真を張る。また、町田市民文学館ことばらんどプロデュースで、町田市にまつわる書籍を紹介する「この街ライブラリー」を店内に設置した。

 更に、「FC町田ゼルビア」のサイン入りユニフォームの展示や、町田ワインとコラボした、同社オリジナル商品を開発した。町田市にある障がい者就労支援施設「クラフト工房 La Mano」と共創し、店内にアート作品を展示している。