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決算 新型コロナで減収減益通期予想を下方修正 東京建物の20年12月半期

 東京建物は8月4日、20年12月期第2四半期連結業績を公表した。分譲マンションの売り上げ・粗利益の減少や投資家向け物件売却の減少に加え、新型コロナによる駐車場・リゾート施設稼働低下などの要因で減収減益となった。通期の業績予想についても、売上高に当たる営業収益や純利益は据え置いたが、営業利益などは下方修正した。

 今後の見通しについて、オフィスに関しては、テレワークの浸透で徐々に需要の変化はあるものの、劇的な変化はないと分析。また、住宅については営業休止の影響が出ているものの、「投資需要に陰りが見られるものの、実需中心に底堅い」(同社)。

 セグメント別では、ビル事業においてビル賃貸で前年同期と同水準に推移したものの、投資家向け物件売却が減少し、減収減益。住宅事業は、前年同期に高収益タワーマンションを計上した影響や、分譲マンション計上戸数の減少により、減収減益だった。アセットサービス事業は、駐車場運営での稼働低下や投資家向け物件売却の減少などにより減収減益となった。

東京建物

決 算 20年12月第2四半期

営業収益 1,524億円 (△18.2%)

営業利益 185億円 (△42.6%)

経常利益 170億円 (△41.2%)

当期利益 108億円 (△45.9%)

予 想 20年12月

営業収益 3,500億円 (8.3%)

営業利益 480億円 (△8.4%)

経常利益 445億円 (△0.3%)

当期利益 310億円 (4.0%)