老朽木造長屋を建て替え 東京都品川区、不燃化特区 旭化成不レジ・首都圏不燃公社 5年で高層マンションに
住宅新報 2019年3月5日 号 13面
旭化成不動産レジデンスと首都圏不燃建築公社が手掛けた「中延二丁目旧同潤会地区防災街区整備事業」(東京都品川区中延)がこのほど竣工した。関東大震災の復興として旧同潤会が建設した木造戸建て住宅の面影が残る住宅街で、いわゆる木密地域。東京都が取り組む「木密地域不燃化10年プロジェクト」の不燃化特区の一つ。権利関係者140名の大規模な共同建て替え事業だったが、準備組合設立から5年という短期間で竣工。地上13階建て、総戸数195戸のマンションに生まれ変わった。
今回の事業エリアは、旧同潤会による復興住宅「荏原住宅」が建てられていた地区の一部。建設当時(大正13年頃)の「荏原住宅」は、356戸の木造長屋のほか、娯楽室や医院などといった建物が、エリア中心部から同心円状に広がるように配置されていたという。
戦時中には空襲で多くが焼け野原に。その後、時代と共に従来とは全く異なる道路付けで区画割が整備されていった。大きな通り沿いでは建て替えが進んだものの、街区中央部は2メートル未満の細い路地ばかりで、実質的に建て替えできない老朽住宅が残されていった。

























