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熊本・益城町に PayPayドーム1.1倍の工業団地開発 大和ハ

 大和ハウス工業は12月20日、熊本県上益城郡益城町で工業団地「DPI(ディープロジェクトインダストリー)シリコンヒルズ熊本」の開発工事に着手した。事業規模は土地と建物で約110億円を想定。造成工事の完了は24年5月、建物の着工は同年夏以降、全体の竣工は27年冬を予定している。

 九州自動車道「益城熊本空港IC」から約8キロ、熊本空港から2.5キロ、熊本駅から18キロ位置する敷地約7.9万平方メートル(福岡 PayPayドーム約1.1倍相当)を約8200~1万7000平方メートルの6区画に分割。合計約7.4万平方メートルを販売する予定。工場に関連する研究施設や倉庫など、企業の事業展開に沿ったエリア拠点の新設も可能とする方針だ。

自動車輸送から空輸、貨物輸送まで対応可能なアクセスの良さに加え、合志市と菊陽町にまたがる半導体関連施設の集積地「セミコンテクノパーク」から約10キロに立地。半導体関連企業の工場のほか食品工場などの開発にも適しており、国内外からの企業誘致を見込む。
なお、開発に先立ち、同社は8月25日に、同町と「くまもと臨空テクノパークへの新たな工業団地造成に関する協力協定」を締結した。