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集合住宅のネット接続で「ローカル5G」実証実験へ オプテージ

 電気通信業のオプテージ(大阪市中央区)は、企業や自治体などのニーズに応じて自らの建物に構築できる新たな「ローカル5G」に関する実証実験を大阪府茨木市内で2021年2月に始める。集合住宅向けインターネット接続サービスの更なる発展の可能性を調査する。

 従来の集合住宅向けサービスは、建物の外まで引き延ばした光ファイバーの幹線から各フロアの部屋までの区間(ラストワンマイル)を有線でつなぐ必要がある。このラストワンマイルをローカル5Gで無線化する。これまで通りのサービス品質を維持しながら、高速大容量通信の提供や、引き込み工事の不要化、サービス開始までの期間短縮、工事費の低減に期待できるという。2022年度以降の商用化を検討していく。実証実験には、DXアンテナ(兵庫県神戸市)、スリーダブリュー(神奈川県横浜市)が参画する。