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集合住宅でも太陽光発電 10年以内に設置コスト回収 東京都が183プランを公表

 東京都はこのほど、10年以内に設置コストが回収できる、集合住宅向け太陽光発電システムの概要をまとめた。4月に提案募集を行ったところ、予想を上回る54事業者から183プランの応募があった。都のホームページ(http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/06/20m6d301.htm)で閲覧できる。
 回収年数の平均は約7年。平均設置単価はキロワット当たり約44万円で、平均設備容量は約9.0キロワットだった。設置プランの屋根形状別内訳は、傾斜屋根(スレート・ガルバリウム)が82プラン、傾斜屋根(瓦)が46プラン、陸屋根が55プラン。
 都は2009年度より、太陽光発電システムの設置に対する補助金制度を実施。現在、1キロワット当たり10万円を助成している。需要の大半は戸建て住宅だが、更なる普及に向けては「マンションやアパートのポテンシャルが大きい」(同)として、所有者やマンション管理組合への周知を進めていきたい考えだ。