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三菱地所ホーム ゼロエネルギー住宅モデル 来春にも普及型発売

 三菱地所ホームは6月17日、ゼロエネルギー住宅モデル「ゼロ・エヴァリエ」を発表した。
 通風や日射に配慮した44坪の住宅に、7.2kWの太陽光発電パネルや、家庭内の電力状況を表示し省エネ意識を喚起するシステム「HEMS」などを導入。更に、省エネ性能を高めた新全館空調システム「エアロテック」を搭載した。
 参考価格は3954万円。データ収集のため、モニターとして年間20棟を販売する。
 同社は、2009年、東京都内にエコライフ住宅の実験棟「エヴァリエ」を建設し、省エネ性と実用性の研究を進めてきた。今回発表したモデル住宅は、実験棟で使用してきた技術を実用化に向けて抽出したもの。今後はモニターから集めた情報を基に、来春をめどに商品化する。4.8kWの太陽光発電システムでゼロエネルギーを達成できる住宅を目指す。数年後には、建設から解体までのライフサイクルトータルでCO2排出量がマイナスになる「ライフサイクルカーボンマイナス(LCCM)住宅」を開発する計画。