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第3回 白い壁紙は時代遅れ? カラフルな壁の人気賃貸部屋を作る方法

それはマイホームの話だけではありません。賃貸物件でもリビングなどの1面にアクセントクロスやアクセントペイントが施工されている物件を見かけるようになってきました。入居者が好みの壁紙や、塗装色を選べる「カスタマイズ賃貸」も注目を集めています。

内装デザイナーの坂田夏水(さかたなつみ)さんによれば、「お部屋のコーディネートを考えるとき、面積を大きくしめる『壁』は、部屋全体の雰囲気を左右する重要な要素のひとつ」であり、「ガラッと印象を変えたい、印象に残る忘れられないお部屋にしたい、そういう時はまず壁を変える」ことが非常に重要とのこと。

つまり、いかにセンスの良い壁紙や塗料を選ぶかで、その部屋の価値が大きく変わるといえるのです。ところが、中には「どうしてこの色に・・・?」というような、せっかくの工夫が逆効果になっている物件も少なくない様子。

若い入居者層を取り込もうと、張り切ってカラフルな壁紙に張り替えたオーナーが、「こんな色では決まりません」と仲介業者から「貼り直し」を命じられたり、入居希望者に、「この壁の色を変えてくれたら入居します」と言われてしまったりすることもあるのだとか・・・。

そんな失敗を防ぎ、部屋の価値を上げる壁紙や塗料を選ぶには、どうしたらいいのでしょうか? 前出の坂田夏水さんは、「失敗しないアクセントカラー・アクセントクロスの選び方」として、次のポイントをあげています。

1、ここに住む人はどんな人だろう、趣味は何だろう。職業は…? 等、どんな方が住むのか、そのペルソナをしっかりとイメージして選ぶ。

2、色味は小さなサンプルで見るよりも、実際に貼った後の方が薄く感じるため、小さなサンプルから色を選ぶなら、意識的に少し濃い色を選ぶ。

3、色の持つ効果を理解し、その部屋にふさわしい色を選ぶ。

4、主張が激しくて疲れる部屋になってしまわないよう、色を複数色入れるなら、原色ではなく、少しくすんだ色を入れる。

首都圏でもシングル物件を中心に空室率が上昇している賃貸市場。「アクセントカラー」の活用は、間取りの変更や設備の更新などに比べ、低コストで物件のイメージを変えることが可能です。これからの時代の人気物件を作るには、駅からの距離、築年数、広さといった条件に加え、「センスの良さ」という新しいファクターが重要性を増していくといえそうです。


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