注目のマンション

注目のマンション 第8回 パナホーム「パークナード潮芦屋」

 「潮芦屋」は、国際文化住宅都市である兵庫県芦屋市の臨海部に位置する新しい街。この地にパナホームは、日本初の戸建て住宅とマンションの一体開発による「街まるごとネット・ゼロ・エネルギー」を実現する大型分譲住宅団地「パナホーム スマートシティ潮芦屋」(全約480戸)を分譲中だ。

 中でも、同団地内で分譲中のスマートマンション「パークナード潮芦屋」(全83戸)の最大の特徴は、全戸に家庭用燃料電池「エネファーム」を設置していることだ。屋上の太陽光発電システム(共用部用)と合わせ、住戸部の年間総電力消費量に相当する電力を発電し、「電気エネルギー収支ゼロ」を実現している。更に、共用部に設けた大容量蓄電池に太陽光発電の電力を蓄えることで、通常時の廊下・エントランスの照明利用のほか、災害時には照明・揚水ポンプへの給電により各戸の水道・トイレ使用を可能にする。

 外観は、リゾートライクな白を基調にしたカラーデザインを採用。また、建物3棟それぞれの居室は全邸南向きとし、日当たりの確保はもちろん開放感のある住空間を実現した。敷地緑地率については20%以上確保している。これらの取り組みは、いわゆる「都心郊外」における新しい街づくりの在り方を提案したといえる。

 更に、戸建てとマンション住民同士による街全体の活性化につなげる仕組みとして、「団地管理組合」を同社のサポートのもと設立する。マンションに隣接して設け、〝人々の憩いの場〟となるコミュニィセンターが拠点だ。

 物件の所在地は、芦屋市涼風町1番。阪神本線芦屋駅バス8分、東海道本線芦屋駅バス15分。敷地面積5004m2。地上5階建て。竣工予定は14年2月下旬。第2期分譲価格予定は、専有面積68・99m2が2000万円台から。