国土交通省がこのほどまとめた同省の08年度予算の概算要求では、住宅の長寿命化(「200年住宅」)の推進に新たに100億円の予算を割り当てるなど、暮らしやすい生活環境の実現を柱とし、住宅ストックの充実を目指していく方針だ。
同日まとめた税制改正要望でも、「200年住宅・促進税制」の創設を掲げ、現行の特例よりも優遇される制度を財務省に要望していく。
【今週の視点】
欧米の住宅は、以前から100年住宅と呼ばれ、メンテナンスを重ねることでその資産価値を高める文化が根付いている。
それに比べ、日本の住宅は「うさぎ小屋」と呼ばれた時代から今や、プレハブ住宅が日本全国に普及したが、耐用年数にして30年程度である。
200年もつ住宅とは果たして・・・。