住友不動産が11月10日に発表した、2024年3月期第2四半期連結業績によると、東京のオフィスを中心とした不動産賃貸事業と分譲マンション引き渡し戸数が増加した不動産販売事業が共に最高益となり、全体でも増収増益を記録した。各利益科目は過去最高を更新。通期業績予想に対する進ちょく率は、経常利益で60%、純利益で61%となり、11期連続で過去最高の純利益を更新することに向けて順調な推移と評価した。
セグメント別では、不動産賃貸は、前期竣工の「住友不動産東京三田ガーデンタワー」などの稼働で減価償却費が増加したものの、既存ビルの収益改善やホテルなど施設営業が回復したことにより増収増益となった。不動産販売は二桁の増益で増収増益。不動産流津事業は仲介件数が減少したものの、取り扱い単価の上昇で増収増益となった。
住友不動産
決 算 24年3月第2四半期
売上高 5,052億円 (6.4%)
営業利益 1,497億円 (8.5%)
経常利益 1,495億円 (9.6%)
当期利益 1,059億円 (12.6%)
予 想 24年3月
売上高 9,700億円 (3.2%)
営業利益 2,550億円 (5.7%)
経常利益 2,500億円 (5.6%)
当期利益 1,750億円 (8.1%)