オープンハウスグループの25年9月期連結決算は、戸建て関連事業の利益率改善が業績をけん引。売上高・各段階利益とも上期業績予想を大きく超過し着地した。
主力の戸建て関連事業は、売上高3630億円(前年同期比0.9%増)、営業利益409億円(同30.7%増)の増収増益。前期で完了した在庫の入れ替えが奏功し、売上総利益率が17.2%(同2.7ポイント増)に改善。販売契約も大都市圏の需要の回復を受け、堅調に推移した。
マンション事業は売上高60億円(同9.3%増)、営業損失18億円(前年同期は19億円の営業損失)を計上。物件の引き渡しは第4四半期に集中する中、引き渡し戸数134戸(前年同期比30.1%増)と順調に進ちょくした。
収益不動産は売上高959億円(同8.7%増)、営業利益109億円(同131.5%増)と大幅な増益で着地。10億円以下の投資用不動産の需要は、国内外とも引き続き堅調に推移した。米国不動産などのその他事業は733億円(同28.8%増)、営業利益89億円(同74.7%増)。米国不動産事業の引き渡し棟数は655棟(同27.4%増)、管理棟数は5613棟(同16.6%増)に伸長。
通期予想は売上高、各段階利益とも期初予想を上方修正。当期純利益1000億円の過去最高益を見込む。
オープンハウスグループ
決 算 25年9月第2四半期
売上高 6,434億円 (6.7%)
営業利益 737億円 (32.4%)
経常利益 715億円 (22.7%)
当期利益 465億円 (△10.2%)
予 想 25年9月
売上高 1兆3,100億円 (1.1%)
営業利益 1,430億円 (20.1%)
経常利益 1,375億円 (14.3%)
当期利益 1,000億円 (7.6%)