決算

粗利率改善で過去最高益 カチタス 年間販売1万件達成へ

 カチタス(新井健資社長)の25年3月期決算(連結)は二桁増益となり、過去最高益を更新した。同社では、「不動産・住宅市況の影響を各種の粗利向上施策で克服し、成長の安定性と高い収益性を証明した事業年度」と評価した。仕入れ件数は前期比18.8%増と強化した結果、期初時点で課題だった在庫不足を期末時点で解消したとする。

 また、25年3月期に終了した第3次中期経営計画では、人的資源の量的・質的な向上、経営基盤の整備に手応えを得たと評価。28年3月期までとする第4次中計では、新規市場と新規顧客層の開拓によって成長を加速し、年間販売件数1万件(25年3月期実績7372件)、営業利益200億円(同142億2200万円)を目指す。基本戦略として、営業人員数増加と育成強化、生産性向上、リフォーム企画及び仕入れチャネルの多様化、M&Aなどを掲げる。26年3月期における販売件数は11.8%(8240件)、営業利益は13.9%(162億円)の成長を目指す。

カチタス (連結)

決 算 25年3月

売上高 1295億円 (2.2%)

営業利益 142億円 (12.2%)

経常利益 138億円 (12.6%)

当期利益 95億円 (12.4%)

予 想 26年3月

売上高 1460億円 (12.7%)

営業利益 162億円 (13.9%)

経常利益 157億円 (13.1%)

当期利益 108億円 (13.1%)

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