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総合
今期も増収増益を計画 主要住宅・不動産各社の24年3月期決算 大手は軒並み過去最高益に 分譲事業は高単価で高粗利
主な住宅・不動産各社の2024年3月期決算が出そろった。国内外で経済の不透明感がある中で、内需の代表格である不動産業界は好決算を残した。特に不動産大手5社は過去最高益を更新。主力のオフィス賃貸でコロナ前に迫る市況に戻りつつあると共に、マンションなどの分譲事業も販売価格が高騰する中でも堅調だ。大手各社は25年3月期も増収増益の見通しだ。ただ、不動産市場全体を俯瞰(ふかん)すると死角がないわけではない。なお続く資源高に伴うコスト高とマイナス金利解除後の金利情勢はオフィスや商業施設、分譲住宅の事業環境に悪化材料としてくすぶり続ける。