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決算 ポラス、23年3月期連結 売上3000億円突破 コロナ需要に一服感 

 ポラスの連結業績は、7期連続で売上高を更新、初めて3000億円を超えた。資材や用地などの上昇などにより4期ぶりに減益したものの、経常利益は2期連続で300億円を超えた。中央住宅は、売上高955億円(同0.5%増)、営業利益91億円(同9.2%減)、純利益56億円(同10.7%減)の増収減益。主力の分譲住宅事業では、戸建ての売上棟数は2792棟(同0.7%増)、契約棟数は2431棟(同20.3%減)。マンション事業は、契約戸数330戸(同19.5%減)にとどまった。

 注文住宅事業は、単独展示場「体感すまいパーク」の来場予約が堅調に推移したほか、紹介契約が4割を占めるなど、安定受注の支えとなった。全体での受注棟数は685棟(同7.5%増)、契約棟数は635棟(同9.5%減)だった。非住宅木造建築の受注は19棟(同29.6%減)だった。

 グループ3社で展開している不動産売買仲介事業では、売買仲介手数料は35億円(同%増)で過去最高を更新したほか、中古再生専門部署を立ち上げた結果、中古再生物件は仕入れ棟数、契約棟数とも増加。契約棟数は177棟(前年度比32%増)に伸長した。また、リフォーム事業は既存契約者からのリピート契約が伸長したほか、補助金を含めた改修などの受注が増加し、受注高、売上高とも過去最高を更新し、共に初めて100億円を超えた。

ポラス

決 算 23年3月

売上高 3,103億円 (10.8%)

営業利益 313億円 (△4.8%)

経常利益 319億円 (△4.3%)

当期利益 83億円 (△2.8%)

予 想 24年3月

売上高 3,100億円 (△0.1%)

営業利益 260億円 (△17.1%)

経常利益 270億円 (△15.6%)

当期利益 70億円 (△16.2%)