決算

センチュリー21  23年3月期中間決算 フィー増加も減収減益 新規加盟店獲得に重点

 センチュリー21・ジャパンは11月9日、決算説明会を開き、23年3月期第2四半期業績と下期の戦略を発表した。全収益の大半を占めるサービスフィー収益は増加したものの、昨秋に稼働開始した新基幹システムの償却費や保守点検費などが増加し、減収減益となった。

 営業収益の内訳を見ると、サービスフィー収入は15億6900万円(前年同期比1.9%増)、ITサービス収入は1億5400万円(同11.7%減)、加盟金収入は7900万円(同22.7%減)だった。ITサービス費の減収は一部契約方式改定に伴う会計処理変更によるもので、加盟金収入の減収は主に更新料収入の会計処理変更が影響した。加盟店舗数は期初よりも2店舗増え、993店舗となり、目標の1000店舗達成が目前となった。

 加盟店の総受取手数料は257.1億円で前年同期よりも2.0%増加した。全体的な成約件数は伸び悩んでいるものの、物件価格の上昇で成約単価は伸びた。

 下期は期初に掲げた重点施策(1)新規加盟獲得強化、(2)加盟店支援強化、(3)サステナビリティの取り組み――を引き続き推進していく。

 新規加盟獲得については、首都圏や関西圏に加えて地方圏でも力を入れ、23年3月期末には加盟店1012店舗(前期末比21店舗増)体制を目指す。加盟店支援としては、売却専用ホームページの作成支援などによる仕入れ力のほか、デジタル化、人材育成を強化する。

C21・ジャパン

決 算 23年3月期第2四半期

営業収益 18億円 (△0.8%)

営業利益 4億円 (△19.3%)

経常利益 4億円 (△19.0%)

当期利益 3億円 (△29.4%)

予 想 23年3月期

売上高 38億円 (3.0%)

営業利益 7億円 (△12.4%)

経常利益 8億円 (△12.0%)

当期利益 6億円 (△15.0%)

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