決算

22年3月期通期連結決算 エリア戦略を強化3期連続で最高益 ポラス

 ポラスの連結業績は、6期連続で売上高を更新し、経常利益、純利益も3期連続で過去最高を更新した。主力の分譲住宅事業では、戸建ての契約棟数は3050棟(前年度比5.0%減)と前年は下回ったものの、2期連続で契約棟数3000棟を超えた。

 マンション事業では、契約戸数は410戸(同1.2%減)と、2年連続で400戸を超えた。戸建て・マンションの分譲事業を担う中央住宅は、売上高950億円(同11.4%増)、営業利益101億円(同73.2%増)、純利益63億円(同72.5%増)を計上した。

 注文住宅事業は、単独展示場「体感すまいパーク」の来場予約が好調に推移。246棟(同43%増)を受注するなど、期中に新規オープンした越谷のほか、東浦和や船橋で受注を伸ばした。全体での契約棟数は702棟(同16.4%増)だった。非住宅木造建築の受注も26棟(同62.5%増)に伸長した。

 プレカット事業は、一部木材の供給不足や価格高騰の影響を受けたものの、設備投資によって、生産能力を月産19万4500坪(前年比11%増)に向上すると共に、サプライチェーンをフル活用し、木材仕入れに注力した。その結果、同事業を担うポラテックは売上高1007億円(同26.9%増)、営業利益85億円(同147.33%増)、当期純利益56億円(同87.6%増)に伸長した。また、不動産仲介事業やリフォーム事業なども好調に推移した。

 22年度の業績予想では、21年度との需給バランスを考慮し、利益が抑制傾向となる見通しを示した。

ポラス

決 算 22年3月

売上高 2,800億円 (20.2%)

営業利益 329億円 (100.9%)

経常利益 334億円 (89.0%)

当期利益 85億円 (71.1%)

予 想 23年3月

売上高 2,900億円 (3.5%)

営業利益 240億円 (△27.1%)

経常利益 250億円 (△25.2%)

当期利益 64億円 (△25.5%)

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