主要住宅会社 3月度受注実績 戸建て・累計は前年超え多く 単月ではマイナス傾向

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戸建て・賃貸関係の受注増減(速報値、金額ベース)
 主要住宅各社の3月度の受注速報(金額ベース)が出そろった(表参照)。決算期首が4月のメーカーでは、今回の累計比は前年通期との比較であり、戸建ては旭化成ホームズ、ミサワホーム、三井ホーム、パナソニックホームズが前年超えで着地。大和ハウス工業は未着工案件の精査の影響により、前年を下回った。

 通期(4月~翌年3月)の累計を軸に見てみると、旭化成ホームズの「請負住宅(戸建てと集合)」は累計比17%増。戸建て、集合共にプラスとなった。

 ミサワホームの「注文住宅」は同5%増。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の提案が奏功。ZEH比率は前年を上回った。「賃貸住宅」は年間を通じて好調を維持し同27%増。3月度単月も首都圏や中部圏がけん引しプラスとなっている。

 三井ホームは同4%増で着地。1棟当たり受注単価・面積は前年を上回った。

 パナソニックホームズの「戸建住宅」は同7%増。多層階が堅調。ZEH、全館空調システム、在宅対応プランなどの提案が奏功した。

 大和ハウス工業は4月からの第7次中期経営計画のスタートを踏まえ、下半期に「戸建住宅」「集合住宅」で未着工案件の契約関係の確認を実施。その影響が大きく、「戸建住宅」では同11%減。3月度単月は建設業法に基づく営業停止処分を踏まえた建築関係の営業自粛の影響もあり、前年同月(単月)比69%減と厳しい結果となった。

 棟数ベースで公表する積水化学工業の累計比は10月からの下半期で算出。「住宅受注(戸建てと集合)」の累計比は1%増で、内訳は戸建てが微減、集合がプラスとなった。

 各社とも3月度(単月)の戸建て関係は前年を超えていない。コロナ禍、展示場来場者数の低迷などが今もその背景にある。

 一方、3月期決算ではないメーカーでは、積水ハウスの3月度は「戸建住宅」が前年同月(単月)比4%増と堅調。引き続き大空間リビングや次世代室内環境システムの提案が奏功。「賃貸住宅(RC造除く)」は同8%減。内訳は住宅用がプラスとなったが、非住宅が伸び悩んだ。「分譲住宅事業」は同11%増と堅調さを維持している。

 住友林業の「戸建注文住宅」は前年同月(単月)比5%減。ウェブ経由の資料請求数は前年同月と同水準だったが、展示場来場者数が前年を下回った。その一方、ZEH比率は70%を超え、1棟当たり単価は高水準を維持している。

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