住まい・暮らし・文化

ウッドショックの行方 (上) 「7月には木材供給が平準化」との見方も

 ここ数カ月、〝ウッドショック〟と呼ばれる木材調達の停滞や価格高騰が続いている。米国の住宅需要の伸長や中国による木材買い占めに、新型コロナの影響や今年3月に起きたスエズ運河での座礁事故に端を発する輸送コンテナの遅延など複数の要因が重なった。国産材の供給や価格にも影響は及び、〝収束が見えない〟との声がある一方、国内のプレカット最大手のポラテック(埼玉県越谷市、中内晃次郎社長)・北大路康信専務は、「木材の調達に遅れは生じているものの、住宅が建たなくなるといった〝ショック〟と呼ばれるほどではない」と、異議を唱える。同社は、3月の終わりごろから通常の8割から9割に供給量がとどまり、新規の受注を制限していたが、6月21日に制限を解除した。(フリーライター小山田湊)

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