一条工務店・防災科研が公開実験 耐水害住宅の浮力対策を実証 2タイプを9月から販売開始
住宅新報 2020年10月20日 号 18面
一条工務店(東京都江東区、岩田直樹社長)と国立研究開発法人防災科学技術研究所(以下防災科研、林春男理事長)は10月13日、昨年に続いて茨城県つくば市の防災科研の大型降雨実験施設で水害被害軽減プロジェクト「耐水害住宅」公開実験を実施した。官民共同でのゲリラ豪雨・洪水対策として、水位3メートルの状態を再現し、一般仕様と耐水害仕様の木造2階建て住宅を比較する形式で実施した。耐水害住宅には浸水、逆流、水没対策に加え、新たに「浮力対策」も施した。同社は、9月1日から耐水害住宅の販売を開始している。
今回の実験では、実験施設内で地面を掘削して築造した大型貯水槽内に一般仕様住宅と木造枠組壁工法による耐水害住宅を建築し、水深3メートルで流水(最大で秒速3メートル)や大型送風機での送風(毎秒10メートル)を加えた洪水状態を再現し、2棟の性能を比較した。
耐水害住宅は、5ミリの強化ガラスの採用と共に、建物本体や床下換気口、壁面、樹脂サッシ、玄関扉などに防水処理や水の浸入・逆流を防ぐ特殊弁、自動車ドアの技術を応用した「中空パッキン」などの対策を施した。エコキュートやエアコン室外機、外部コンセント、太陽光発電の蓄電池など外部電気設備を水没しない高さに設置した。
2種類の浮力対策
























