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いえらぶ 「らくらくロボ」700店舗に導入 RPAで業務負担を軽減

 いえらぶGROUP(岩名泰介社長)は9月25日、提供するRPAサービス「らくらくロボシリーズ」の導入店舗数が20年4月の提供開始から6カ月で700店舗を突破したと発表した。

 同シリーズは、不動産業務に特化したRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)サービス。RPAソフトウェア業界のUiPath社のプラットフォームを活用し、広告掲載までの業務を低コストで全自動化する。一般的なRPAサービスの導入では会社ごとの業務に合わせた設計が必要だが、いえらぶが全国の不動産会社1万2000社に提供する不動産業務支援システム「いえらぶCLOUD」のデータを元に不動産業務ごとにパッケージ化。ダウンロードなど簡単な設定のみで利用できる。全国の中小会社の利用が多いという。

 同シリーズは、現在7サービスを提供。これらの導入により、「物出し・物件確認・画像カテゴリ登録・コメント入力、スポット入力・広告添削」といった仲介会社の広告掲載までの一連の定型業務を自動化できる。導入企業からは「定型業務を自動化できたことで、月間150時間の時間短縮」や「物出し対応の人員が不要になり、アルバイトの採用と管理のコストが低減」などの成果も聞かれている。人的業務で意図せず発生する「おとり物件」の軽減も期待できる。

 同社によると、「不動産業界でなじみのなかったRPAを当社が率先してサービス化した。新型コロナの影響によるDXへの関心の高まりと共に、人手不足などの課題解決が受け入れられた」と分析する。導入に当たっては、訪問や電話会議を含めたきめ細やかなサポートを展開。今後も業務フローに沿ったRPAサービスを展開し、不動産会社がより生産性の高いクリエイティブな働き方ができるよう支えていく考えだ。