マンション・開発・経営

三菱地所・竹中工務店 CLT床の高層賃貸竣工 日本初、事業化へ一歩

 3月13日、三菱地所が開発した床材にCLT(直交集成材)を使用した日本初の高層建築物「PARK WOOD 高森」(宮城県仙台市泉区高森2丁目)の竣工式が行われた。設計・施工は竹中工務店が担当。防耐火技術・構造技術のほか、現場での実物大CLT床モックアップによる課題の洗い出しやその解決法など施工方法の検証を行うことで、CLT工事の合理化手法の確立を目指すとした。今回、鉄筋コンクリート(RC)造と比較して、3カ月程度の工期短縮が実現され、軽量化により基礎や杭、建物躯体などへの工事負荷が軽減したという。林業振興など地方創生の効果も期待できる。三菱地所の駒田久執行役常務は「CLT事業をアセット開発者として積極的に取り組む。まだ克服しなければならない課題はあるが、一歩一歩前へ進めていかなければならない」と意欲を語った。

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