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米ピッツバーグの研究ハブにデジタル研開拠点 YKK AP北⽶テクノ

 YKK AP北⽶テクノロジーズ社(米ペンシルベニア州ピッツバーグ市、岡野将社長)は7月10日、研究開発ハブ「Mill19」内にデジタル分野の研究・開発拠点「クロステックラボ」を開設した。

 同社はYKK APの海外関係会社として22年6⽉に設立。建築現場の施⼯技能者不⾜への対策といった業界課題のデジタル分野による解決を⽬指し、YKK APが19年からカーネギーメロン大学と進めるロボット・IT技術を使⽤した開⼝部施⼯技術などについての共同研究を受け、⽣産・施⼯や設計・開発現場、顧客向け商品・サービスなどのデジタル・グローバル化のための開発・研究や⼈材育成を進めている。

 同施設では、デジタル要素技術の調査・研究・開発をはじめ、重点施策である「スマートファクトリー化」促進のために、5Gやロボット、AIなどを活⽤したデジタル化や「バーチャルファクトリー」の構築を進める。製造現場の⾃動化・無⼈化・リモート化などの実現によって施⼯⽣産性や品質向上を目指すと共に、様々な研究機関とのコラボレーションも視野に、イノベーションの創出を図る。