住まい・暮らし・文化

座席から舞台の見え方を事前評価する設計手法確立 パナソニックなど

 パナソニック・ライフソリューションズ社(大阪府門真市)は、現在特許申請中で、劇場や観覧施設の最適な計画・運用を支援する設計評価手法「View-esT(ビューエスト)」をラムサ(横浜市神奈川区)、勝又英明教授(東京都市大学建築都市デザイン学部建築学科)と共同で確立した。

 計画や設計の段階で、客席から舞台が見えやすいのかどうかを事前の評価で数値化し、VR(仮想現実)で可視化してその課題を解決する仕組み。照明の配置計画を含めて新築時や既存施設の現状把握や改修計画にも対応する。施設観覧者にとっては、購入予定チケットの座席からの見え方をスマートフォンなどからVRイメージで確認できるため、マーケッティングなどにも応用できる。