政策

既存住宅市場発展へ先導的事業を支援、提案募集を開始 国交省

 国土交通省はこのほど、20年度「住宅ストック維持・向上促進事業」の提案募集を開始した。既存住宅およびリフォーム市場の健全な発展へ向け、良質な住宅ストックの形成や適正評価などに向けた環境整備事業を支援する補助事業。
 支援対象となる事業は3分野で、(1)良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業、(2)消費者の相談体制の整備事業、(3)リフォームの担い手支援事業。それぞれに支援内容や応募受付期間などは異なる。
 (1)は良質な住宅ストックの維持向上、評価、流通、金融等の一体的な仕組みについて、その開発や試行などを支援するもの。対象となるのは、工務店や建築士、宅建業者、不動産鑑定士、金融機関などの関係主体が連携した協議会等。受付期間は内容によって異なり、新規事業は4月8日まで、継続事業は第1回募集が3月25日まで、第2回募集が4月8日まで。優先的支援枠の安心R住宅版事業は12月25日までとなる。
 (2)は、消費者に対するサポート体制の整備費用を支援。対象は住宅の関係主体が参画する協議会等。(3)はリフォーム事業者の情報提供などを通じ、消費者が安心して事業者を選択できるウェブサイトの整備を支援するもので、対象は民間事業者等。(2)と(3)の受付期間は、いずれも4月8日まで。
 詳細や応募方法などは、同省のホームページ(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_mn4_000006.html)を参照のこと。