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2月オフィス市況、大規模な移転、統合が顕在化 三幸エステート調べ

 三幸エステートはこのほど、2012年2月のオフィスのマーケットデータをとりまとめた。それによると、東京都心5区の平均空室率は、前月より0.39ポイント低下して6%で推移。募集賃料は1坪当たり1万9910円で同比203円下落した。複数の大規模ビルがまとまった空室を抱えて竣工した1月は、空室率が上昇したが、2、3月は竣工ビルが少ない新規供給の谷間にあたり、空室率が改善した。
 BCP(事業継続計画)対応と賃料水準の値頃感が呼び水となり、大規模な移転、統合需要が顕在化するケースも目立っているという。