住友林業は、海外住宅・建築・不動産事業が全体の業績をけん引。同事業では売上高9480億7200万円(同8.5%増)、経常利益1125億4100万円(同30.4%減)を計上した。豪州では工期長期化の改善傾向によって、販売戸数・利益率が上昇。米国では戸建て住宅事業における下期の住宅ローン金利上昇が影響したほか、不動産開発事業における集合住宅や商業複合施設の売却延期などが減益の要因となったものの、市場動向に対応した施策が奏功し、期初計画は大きく上回った。
国内の住宅事業は、価格見直しによる販売単価の上昇や木材価格下落によるコスト低減などによる利益率改善によって、売上高5340億2800万円(前期比5.0%増)、経常利益327億8400万円(同112.3%増)と増収増益で着地した。
住友林業
決 算 23年12月
売上高 1兆7,331億円 (3.8%)
営業利益 1,467億円 (△7.3%)
経常利益 1,594億円 (△18.2%)
当期利益 1,024億円 (△5.7%)
予 想 24年12月
売上高 2兆650億円 (19.1%)
営業利益 1,615億円 (10.0%)
経常利益 1,730億円 (8.5%)
当期利益 1,055億円 (2.9%)