決算

売上高2年連続5000億円超営業利益も計画通り増益 YKK AP23年度業績見通し

 22年度業績では各事業とも重点施策の着実な実行によって、売上高5449億円(前年度比7%増)と、通期計画にはわずかに及ばないものの、初めて5000億円を突破した昨年を上回る見通し。他方、営業利益は276億円(同55.1%増)と計画通り。

 国内においては、住宅事業の売上高は前年比14%増。そのうち、新築は樹脂窓が前年比23%増、アルミ樹脂複合窓が前年比11%増と、高断熱化・高付加価値化の推進が奏功、全体でも前年比5%増となった。更に増改築は、補助事業に対応した断熱リフォーム商品の販売強化によって、前年比で36%上回った。また、エクステリア事業の売上高は前年比1%増。建物と外構の一体設計手案を推進し、カーポートが前年比6%増、門扉・フェンスが2%増だった。また、ビル事業の売上高は首都圏の強化や改装提案の強化に努めた結果、前年比4%増。そのうち新築は前年比2%増、改装が前年比8%増だった。住宅事業における樹脂窓の生産能力を22年比の1.4倍に拡大したほか、24年には、内窓の生産能力を更に強化。全国での生産能力を22年比で約4.1倍に拡大。

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