森トラストグループは5月18日、23年3月期連結業績を公表した。それによると、売上高に当たる営業収益、経常利益を除く各種利益が増加し増収増益となった。賃貸関係事業は、米国でのオフィスビル取得による賃貸収益増加で過去最高の営業収益となった。ホテル関係事業が20年3月期の収益を上回り過去最高。不動産販売事業ではエスリード(株)によるマンション分譲が好調だったものの、前期販売していた都心の高級分譲マンションの販売収益がなくなったため減収となった。
24年3月期の予測では、賃貸関係収益とホテル関係収益共に2期連続の増収となるが、分譲計画が縮小するため減益となる見込み。
森トラストG
決 算 23年3月
営業収益 2,666億円 (3.0%)
営業利益 655億円 (4.3%)
経常利益 693億円 (△0.0%)
当期利益 530億円 (31.4%)
予 想 24年3月
営業収益 2,720億円 (2.0%)
営業利益 550億円 (△16.1%)
経常利益 530億円 (△23.6%)
当期利益 380億円 (△38.3%)