決算

物件計上時期変更で減収 アーバネットC22年6月期

 アーバネットコーポレーションが8月4日に公表した22年6月期連結決算は、売上高196億600万円(前年比6.4%減)、営業利益22億2200万円(同4.3%減)、経常利益19億8500万円(同4.6%減)、当期純利益13億1400万円(同2.6%増)で、当期純利益を除き前年度を下回った。

 売上高については当初増収を見込んでいたものの、第4四半期に予定していた物件1棟69戸の引き渡しが次期にずれ込んだことなどから減収。他方、営業利益と経常利益については売上総利益率の改善により予想を上回るも、前年度比ではややマイナスとなった。当期純利益については、「前年度に発生した特別損失からの反動が、プラスとなった主な要因」と服部信治社長は説明した。

 次期については増収増益を見込む。同時に、戸数減の要因でもあるマンション用地の高騰と取得困難化について、服部社長は「引き続き厳しい状況で、当面は価格の下落も見込めない」と言及。目下の大きな課題との認識を示しながらも、「次期以降は仕入れを上乗せできるよう、一層力を入れていきたい」と方針を語った。

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