売買仲介 投資

夏季特集 勝ち残る住宅・不動産業の条件 売買市場に温度差 後半戦、消費者心理に明暗 高価格に実需が追い付かず 投資家の意欲は旺盛に

 不動産取引は実需と投資で様相が違ってきた。投資の世界は、日米金利差を背景とした歴史的な円安を受けて「日本の不動産は安い」とする外需の買い意欲が強く、伝統的な投資対象である賃貸住宅に照準を当てて資金を投じる。半面、実需では、販売価格が高騰して一般の人が家を持つのは高嶺の花となりつつある。新築をあきらめて中古住宅を選択するものの、その中古住宅の値段も高値圏にある。新築分譲時よりも取引価格が上がっているケースは珍しくない。購入意欲に影響を及ぼすとの懸念が浮上し始めている。今年後半戦の住宅マーケットを実需と投資の両面から観測する。

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