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過去最高の売上高、契約高 アールシーコア 新中計も始動

 「BESS」ブランドでログハウスを展開するアールシーコア(東京都渋谷区、二木浩三社長)は5月27日、20年3月期決算を開示し、6月5日には決算と新中期経営計画の説明を配信した。

 20年3月期は売上高176億1400万円(前年同期比42.1%増)と契約高167億3700万円(同3.5%増)が過去最高を記録。カナダ材の納品遅延、経営難に陥っていた販社の課題を克服し、黒字を回復した。業績予想は新型コロナウイルス感染症の影響算出が困難と判断し、未定とした。

 新中計は20年4月からの3年間。最終年度の計数目標は連結売上高が240億円、連結営業利益率は20年3月期から7.6ポイント上昇の8%に設定した。

 スローガンには「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げる。施策は(1)LOGWAY(展示場)戦略のベストサイクル追求、(2)生活提案「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、(3)ブランドパートナー型FC制度の確立、(4)長寿企業を目指す収益構造改革――の4つを据えた。ブランド力が収益性に結び付かないという課題を直視し、受注・着工・引き渡しの平準化、生産や物流コストの削減などを進める。

 スローガンについて、二木社長は「合理性重視の観点から見れば、当社は確かにへそ曲がり。しかし、世の中は年を経るごとに、生きにくくなっている。当社は暮らしの、変わらない本質を追い続けてきた。ようやく『これが真直ぐなんだ』と言える時代になった」と説明した。

アールシーコア

決 算 20年3月

売上高 176億1,400万円 (42.1%)

営業利益 7,000万円 (-)

経常利益 7,400万円 (-)

当期利益 2,300万円 (-)

予 想 21年3月

売上高 - (-)

営業利益 - (-)

経常利益 - (-)

当期利益 - (-)