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アクティオ 仮設の診察室をレンタル 新型コロナ感染拡大に対応

 総合建設機械レンタル業を展開するアクティオ(東京都中央区、小沼直人社長)はユニットハウスに改良を加えた仮設型ユニットハウス「仮設陰圧ハウス」を開発、4月下旬からレンタルを開始する。

 新型コロナウイルスの感染拡大への懸念に対応し、同ハウスの開発に至った。ハウス内は間仕切りにより、前室と診察室を確保できる。

 同ハウスは内部の気圧を外部よりも下げ、病院でも使用されている排気用のHEPA(ヘパ)フィルターを設置した。前室には小型集塵機付きのエアーシャワーを完備。診察室は室内の気圧をマイナス2.5パスカル以上に設定し、超微細粉塵対策集塵機で空気を循環させ、抗ウイルスのヘパフィルターを通して排気。ウイルスを外部に流出させることなく、診察室を清潔な状態に維持する。

 仮設型であるため、どこでもすぐに設置ができ、中長期間の使用が可能なのも特徴だ。

 同ハウスの寸法は全長5300ミリ、全幅2100ミリ、全高2300ミリ。レンタル料金は使用状況や諸条件により異なる。