三井不動産が5月10日に公表した23年3月期連結業績によると、売上高、各利益共に期初予想を上回り、過去最高を更新した。ニューヨークの「50ハドソンヤード」など海外オフィスの収益・利益の拡大、国内外の商業施設の回復、国内住宅分譲の順調な引き渡しなどが貢献した。また、国内外の旅行需要回復に伴うホテル・リゾートの大幅な改善や、東京ドームの稼働日数・来場者数の増加なども収益改善につながった。セグメント別では、オフィスなどの賃貸事業、貸し駐車場や仲介などのマネジメント事業が増収増益。分譲事業はマンションの計上戸数減で減収となったものの、物件売却や1戸当たり単価のアップで増益となり、過去最高を更新。
三井不動産
決 算 23年3月
売上高 2兆2,691億円 (8.0%)
営業利益 3,054億円 (24.7%)
経常利益 2,653億円 (18.0%)
当期利益 1,969億円 (11.3%)
予 想 24年3月
売上高 2兆3,000億円 (1.4%)
営業利益 3,300億円 (8.1%)
経常利益 2,450億円 (△7.7%)
当期利益 2,100億円 (6.6%)