宅建試験　本番まで1週間　名称変更で「難関資格」に

　法律系資格で最大の受験者数を誇る「宅建試験」。昨年から、宅地建物取引士試験に名称が変更。「士」業となり、ますます資格に重みが増した。しかし、それに伴う責任も重大。特に、中古住宅流通などで新しい仕組みが作られると、コーディネートなどこれまでにない業務も担当することになった。また、宅建業法改正に伴い、1年半後にはインスペクションが重要事項説明の対象になるなど、法令改正が行われるたびに負担も増していく。試験まで一週間を切る中、資格を取得し実戦で利用している人、惜しくも涙を飲んだ人などの話も交え、宅地建物取引士の重要性に焦点を当てる。