日本レジデンシャル・セールスプランナーズ協会 土屋克己理事長

住宅・不動産業界のキャリアアップサイト「不動産ココ」に掲載されている資格の生まれた背景や魅力などを、主催する団体トップに聞く「トップインタビュー」。
NPO法人日本レジデンシャル・セールスプランナーズ協会の土屋克己理事長に「不動産仲介士」について語ってもらった。

■この資格はどのような経緯で生まれたのか

宅地建物取引士は不動産業務全般に関する知識を対象とした資格ですが、居住用の売買仲介に特化した資格があることで、消費者が不動産売買を行う際に実務者を選択する際の参考になると考え、2004年に不動産仲介士®の資格認定試験を開始しました。

■資格の魅力や資格の活用法の場は?

「不動産仲介士®」の認定資格者として活動していただくことで、売買仲介において居住用不動産仲介における一定の知識・スキルを所有していることを消費者に伝えることができ、信頼獲得や商談をスムーズに進行することができると考えています。
また、日本不動産仲裁機構(法務大臣認証裁判外紛争解決機関)のADR調停人資格と連携することで消費者からのさらなる信頼獲得につなげることができます。

■資格の今後の展望について

資格取得後も継続的に「不動産実務」を学んでいただける環境を作ることを継続してまいります。 協会内での研修プログラムを増やすことはもちろん、外部の企業・団体と連携をしながら、協会会員(個人・法人)へ優良かつ安価で学んでいただける機会を提供してまいります。

■資格取得を考えている方へのメッセージ

2020年からCBTシステムを採用し、全国約150か所で不動産仲介士®の資格認定試験が受講できるようになりました。
また、2019年より住宅新報様との業務提携を行い、個人および法人会員の皆様は、同社が提供する実務研修が特別価格で受講できるようになっています。

■その他、団体の活動は?

2006年より国土交通省不動産業課の皆様と不動産の実務現場における問題点や今後の課題を共有する「不動産情報交換会」を開催しています。協会理事・法人会員など当協会の運営にご協力をいただいている経営者の皆様より、全国各地の現場で発生している問題点や今後の課題を発表いただき、行政活動に役立てていただいております。

(2021/6/15)

「不動産仲介士」資格詳細ページ