マンション管理士
2024年のマンション管理士試験日は
11月24日(日)
ネットお申し込みは8月1日10:00から 9月30日16:00まで
マンション管理士試験のネット申し込み(【公式】公益財団法人マンション管理センターサイトへ)
【試験内容】(4肢択一・50問・120分)
・管理事務の委託契約
・管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納
・建物及び附属設備の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整
・マンションの管理の適正化の推進に関する法律
・前各号に掲げるもののほか、管理事務の実施
【合格率】
毎年8〜11%前後
【合格ライン】
毎年36点~40点
試験紹介
「管理組合や区分所有者のアドバイザー」
マンション管理士は、マンション管理士試験に合格して登録を受けた専門家。
役割と業務内容は、管理組合の運営やマンションの維持管理に関する専門知識を活かし、管理組合の管理者やマンションの区分所有者からの相談に応じて、適切な助言や指導やその他のサポートを提供することです。
試験概要
試験日 | 令和6年11月24日(日) 午後1時~午後3時 |
---|---|
申込期間 | ・Web申込 ・郵送申込 ※受験申込案内書配布期間:令和6年7月25日(木)~ |
合格発表 | 令和7年1月7日(火) |
受験料 | 9,400円(非課税) |
受験資格 | なし |
試験方法 | 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県 計8地域(2021年度) |
試験時間 | 2時間 |
問題数 | 50問 |
合格基準 | 35問前後(年によって異なります) |
試験内容・形式 | ・管理事務の委託契約 |
主催団体 | 公益財団法人マンション管理センター |
備考 | 管理業務主任者の資格を持っている場合は、5問免除を受けることができます。 |
試験データ
年度 | 2023年度 |
---|---|
受験者数 | 11,158人 |
合格者数 | 1,125人 |
合格率 | 10.1% |
講座情報
マンション管理士 合格コース(全47回)通信Web 模試自宅受験
受講料:99,000円
本コースは、知識ゼロから始めて無理なくマンション管理士試験の合格を目指すコースです。
※当講座は、資格予備校のLECが開催する講座です。
主な業務
- 建物をちゃんと管理したい!
マンションは居住者の住まいであると同時に、大事な資産でもあります。適切なタイミングで修繕や新しい設備の導入などを行っておかないと、資産価値のないマンションになってしまいます。しかし、実際に建物などを管理しようとしても、手順がわからず、業務が滞ってしまう管理組合も少なくありません。マンション管理士はそんな管理組合に対して、全体の流れについてアドバイスをしたり、建築士と管理組合の橋渡し役となることで業務がスムーズに行えるよう手助けをすることができます。
- 住民トラブルを解決したい!
マンションでは多くの人が暮らしています。それゆえ様々なトラブルも生じます。通常は管理規約を元に解決を目指すのですが、中には想定外すぎて規約に決めていなかった事態が生じることがあります。この場合、マンション管理士には、知識とそれまでの経験を生かして問題の解決を目指す役割が期待されます。
- 管理組合の実務をスマートに進めたい!
一般的にマンションの管理組合の運営は住民同士が持ち回りで行うケースが多く、「どうしていいのかよくわからない」状況のまま運営が進められていることも少なくありません。
そのため、マンション管理士は、管理組合の実務に関してアドバイスを行い、管理組合の運営メンバーに専門的な知識がなくても、円滑に組合運営が行われるようサポートを行います。
活躍の場
- マンション管理コンサルタント
マンション管理士としての実力を十二分に生かす選択です。管理組合とタッグを組み、総合的にマンション管理のサポートを行います。新しいマンションの規約の策定や、管理運営の方針へのアドバイス、マンションの設備の改修・修繕についてのアドバイスなどニーズの内容も多岐にわたります。複数のマンションと顧問契約を結び活躍していくのが一般的なスタイルです。
- マンション管理会社など
マンションの管理を委託される管理会社に必要とされるのは、原則として委託された管理業務をスムーズに進めていくことですが、管理会社の中には、ただ淡々と業務をこなすだけではなく「住民の気持ちになって」業務を進めることを目標としているところも少なくありません。その点、マンション管理士は管理組合(住民)側の立場に近い資格であるため、管理会社の中で、どうすれば住みやすいマンションになるかを多角的に検討することができるようになります。
- 管理組合の組合員、役員として
組合員や役員がマンション管理士の資格を取得することで、管理会社との交渉や、マンションの修繕を請け負う業者との交渉も、より有利に進めることができるようになります。
住宅新報からワンポイント!
マンション管理士試験は四肢択一のマークシート形式で、総問題数は50問です。
合格点ラインが、35点~38点です(毎年変動します)ので、全体の75%程度正解できなければ合格することができません。合格率は、おおむね7%~9%前後で推移しています。
正直に申し上げて、これは試験の中でも難易度の高い部類に入ります。
これは、元々の試験の範囲が広いにもかかわらず、時折、実務にかかわったことがなければ把握していないような非常に深い内容まで問題に盛り込まれるケースが多いことが一つの要因です。
この背景には、新築マンションの数が増えつつあることや、既存のマンションの中にも耐震やバリアフリーのための改修が必要なものが数多くあることから、【即戦力】となるマンション管理士が必要とされていることなどがあると考えられます。
ただ、その一方で毎年重点的に出題されるような「定番の問題」もありますので、確実に得点源となる「定番の問題」をまずはしっかりと押さえたうえで、「余裕」があれば「専門性の高い問題」への対策をしていくことが学習の基本スタイルになると考えられます。