各級位において期待される技能の程度(難易度)

<3級>
基本的な職場常識を問われる級です。上司が効率よく仕事を遂行するためには,秘書はどんなことに気を利かせる必要があるか,またどのように対応すれば感じがよいと思ってもらえるかの基本部分を問う級です。主に高校生が多く受験しています。

<2級>
3級より少し複雑な場面設定になります。上司の身の回りの世話や手助けを適切に行うための優先順位も考えることが必要になってきます。感じのよさだけでなく効率のよい仕事の仕方も問われる級で,就職を意識した大学生の受験が多く,社会人の受験も目立ちます。

<準1級>
上司から相談を受けたり後輩へのアドバイスを求められたりと,物事の判断力や対応力が求められる中堅の秘書像が準1級のレベルです。この級から筆記試験合格の後は二次試験(面接試験)があり,人柄の表現力が問われます。大学生と社会人の受験者がほぼ同数を占めていますが,就職面接対策としてはかなり有効でしょう。

<1級>
上司が携わっている仕事を理解して,秘書が今何をしなければならないかを判断する。上司が常に動きやすいように,先を読んでサポートするといった上級の秘書の能力を求められるのが1級です。現役秘書の方や社会人の方は日ごろの仕事の仕方を振り返るために受験しているようです。

試験紹介

試験日

CBT試験
又は
年3回の試験(2月6月11月頃)

受験料

1級:7,800円
準1級:6,500円
2級:5,200円
3級:3,800円
準1級・2級:11,700円
2級・3級:9,000円

受験資格

制限はありません。どなたでも受験できます。

1級または準1級を受験する方へ

1級・準1級には筆記試験に合格すると二次試験(面接試験)があります。
1級・準1級を申し込まれる方は,必ず次の「面接試験日程」もご確認ください。

出題形式

◇準1級・2級・3級は選択問題(マークシート方式)と記述問題

◇1級はすべて記述問題

受験者数・合格者数

第128回11月試験
受験者数:27,394人
合格者数:15,536人

主な業務

住宅新報からワンポイント!

秘書検定の勉強は、社会人マナーが身に付いているというアピールだけでなく、面接対策としても非常に有効です。

勉強していくなかで社会人としてのイメージが湧き、就活へのモチベーションアップも期待できます。就職にそなえて秘書検定の勉強を始めてみてはいかがでしょうか。