昭和、平成時代にみなさんが培った信頼やブランドが、令和時代の今、今後も継続されるのかを考えてみましょう。(株式会社バリューアンドクオリティ 代表者 池田盛晃)

お客様とグリップしたつもり?グリップしたければ工夫する

さて、皆様が使っている今の営業手法や取得済みの資格価値は、いつまで通用するのでしょうか。また、顧客からの信用・信頼はいつまで続くのでしょうか。このことは不動産業界だけではなく、様々な業界の現場で問われている現実です。

◆考えられるマーケットの背景

顧客の成熟化に伴い、今まで以上に寄り添った商談、顧客志向が必要となっている

◆優績者の声

会社のブランドやキャンペーン営業に甘えていて、ご自身がマーケットから選ばれていないことに気が付いていない、もしくは、気が付いている現実から逃げている。

◆対策切り口

次回アポイントの取得へ、顧客へ継続的なストーリーを立案する力を高める。

皆様、オンリーワンになりませんか?相手にとって1番だから皆様は選ばれます。オンリーワンの方には「人」が集まります。「人」が集まると「仕事」も集まります。人の人脈を活かし信用で食べていくことは、時間の使い方への意識が変わります。

皆様は今の会社でネットワーク作りをされていますか?上手くいっていますか?前の会社ではどうでしたか?組織(上司・同僚・部下)の気持ちを動かせない人が、顧客ファーストで顧客への相談に応えることができるとは思えません。顧客から相談を受けるタイミングと能力には、ヒアリング・推理推測・論点整理等から内容を整理(仮説・仮案・検証の繰り返し)する「案件創造力」が必要です。「案件加工力」ではなく「案件創造力」です。その後、ニーズ顕在化・方向性の提案・方向性の具体化・競合との差別化を図り、次なるステップへと進むのではないでしょうか。

そもそも皆様は今の職場で、どのような仕事がやりたいのでしょうか?また、やりたい仕事がなければ今の職場内でやりたい仕事を作るのでしょうか?仕事の中身には皆様の価値観(内的要因)との歪みが生まれますので、自身に合わないことがあると理解できます。しかし、皆様が日々お会いしている顧客にとってはどうでもよいことです。顧客ファーストを貫かなければなりません。皆様、いかがでしょうか?

結果、過去のことや実績はどうでもよいので未来にかけませんか?変えられるのは「ご自身」です。ご自身が今、変われば「未来」が変わります。「やる気」「素直」「忍耐」・・・今は伸び悩んでいる状況でも、この3点があれば何とかなります。失敗しても逃げなければOKです。出来ない理由を探さなければOKです。やらない理由を探さなければOKです。選ばれましょう!相手から皆様が1番であればきっと選ばれます。

わからないことを正当化しない

「働き方」によって変わる成果を、偶然ではなく必然で狙いませんか?一番重要な部分を外して改善しても、本質は変わりません。相手(顧客)を「説得」するではなく「納得」させるには、相手の要望を全て満たしてください。相手になって、相手のことを第一に行動してください。決して、わからないことから逃げないでください。わからないことを正当化し続けると成長が止まります。

視野の狭い専門知識だけには満足しない

皆様は住宅・不動産市場でどういう仕事をしたいのですか?住宅・不動産以外の異業種の方々と案件の連携は進めてはいますか?土地活用の案件ですが、建てない支障を解決している相続に強いコンサルティング会社が各住宅会社と連携しているように、「問題点は何」を共有することで、互いの業務遂行力を高めることができます。競合他社に負けるよりも異業種と組んででも勝った方が気持ち良いです。そのためには、組む相手のメリットを考えなければなりません。そのためには、組む相手の専門知識を浅くとも習得しておくのが得策です。習得には「資格取得」が近道の一つと言われています。全ては顧客ファーストのために体系的な学習過程を図っている各種資格講座への受講を検討されたらいかがでしょうか。