住宅・不動産業界のキャリアアップサイト「不動産ココ」に掲載されている資格の生まれた背景や魅力などを、主催する団体トップに聞く「トップインタビュー」。
公益財団法人不動産流通推進センターの渡邉宏上席参事に「不動産流通実務検定“スコア”」について語ってもらった。

この度、公益社団法人日本不動産学会の表彰制度である「2021年度(第28回)業績賞」において、「日本不動産学会長賞」を受賞しました。
(受賞理由) スコア推進協議会にて大手及び中小事業者が一丸となり業界全体のレベルアップに取り組んだ結果、過去9回の累計受検者数が約1万1千人を超えるに至った先駆性、スコアeラーニングなど不動産流通事業者が従業者等の教育研修に利用しやすい仕組みを提供している点、また、コンプライアンスに関する出題比率を今後高めることで、業界における従業者の倫理意識向上に関する取り組みの支援拡充が期待できる点を高く評価いただきました。

■この資格はどのような経緯で生まれたのか?

業界には自己研鑽するための研修や資格制度が多数ありますが、実施主体も様々で、自分の力が業界全体のなかでどのレベルにあるのか分かりにくいという点がありました。そこで、業界において中立的な立場にある当センターが、不動産流通実務に特化した、自分の実力をストレートに把握できる検定制度を創設しました。

■検定の魅力や検定の活用法の場は?

「“スコア”」は、業界統一のモノサシで客観的に実務能力を測ることができる、不動産流通業界として我が国初の指標となる検定です。実際の取引場面を想定した「仲介業務の本質を問う」問題が出題され、受検結果は、得点(1,000点満点)、科目別正答率、全国順位など5つのデータで表示され、また、全問解説もついています。
更に、「スコア eラーニング」や「“スコア”受検に役立つ不動産流通実務必読テキスト 第三版」など、学習フォローが充実しています。

■検定の今後の展望について

引き続き質の高い問題作成に軸足をおきつつ、業界唯一のスタンダードな検定としての定着を図るため、積極的な告知活動を行っています。

■検定受検を考えている方へのメッセージ

年に一度、現時点の実力・得意分野と弱点を知ることは、仕事に対する励みとなり、また、目標を立ててレベルアップを図る礎となります。
あなた自身の能力向上に、また、社員教育に、ぜひご活用ください。

(2022/06/20)

 

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